2009年05月22日

オーディオの科学

心の中で漠然と思っていたことが非常に巧く書かれているHPを見つけたので紹介する。このHPの主は元(?)大学教官のようだ。

・オーディオの科学
 http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm

「私のオーディオ感」から引用する。

>まず、『木を見て森を見ず』について。そもそも、オーディオ装置の目的は音楽(私の場合クラシック音楽)を出来るだけ演奏会で聴いているのに近い雰囲気でリスニングルームに再現することにあります。このとき、その性能(森)を決める因子(木)はたくさんありますが最大のものはリスニングルームそのものとスピーカーシステムの性能だと思っています。他の装置はスピーカーシステムに見合った価格の、名の通ったメーカーの製品を買っておけば大差ありません。 このとき具体的に何を選ぶかの基準は周波数帯域やひずみ率(これらの値は同じ価格帯の製品ならほとんど同じです)などのデータや評論家先生の評価より、使い勝手で決めることをお勧めします。また、スピーカーケーブルに凝り何万円もかけるマニアがあると聞き及びますがこれなど典型的な『木を見て森を見ず』の一例です。たとえば、材料の銅線の純度を4N(99.99%純銅から6Nに変えても電気抵抗の変化は室温が1℃下がったと同じくらいの効果しかありません。

(中略)

>そう思って、スピーカーケーブルについて宣伝文句や評論を見てみると、ちゃんとしたメーカーの宣伝文句は、確かに技術者も目を通しているだろうし、物理学的、技術的な事実に対しては嘘は書いてありません。しかし、『丸みのある音』だとか、『締まった音』だとかは証明しようのない主観なので決して誇大宣伝で訴えられるようなことではないことに注意する必要があります。また、いわゆる評論家には技術者出身とそうでない人があり、前者の場合は1m何万円もするケーブルを薦めていることはあまりないと思います。しかし、後者の場合かなり高名な評論家でも物理法則をまったく無視した、あるいは矛盾したことを平気で言っている人があります。そんな記事を信じて、大枚のお金を投じるのはまさに『鰯の頭も信心から』と言わざるを得ません。

ここにある記述の殆どに同感したので他の記事を読む気になった。書かれてあることの一部に異論はあるが(例えば、後の記述にある「無個性なトランジスタアンプ」といった表現)、大筋において謎電の作者と感覚が一致する。かと言ってアキュフェーズ製品を否定する気は毛頭ない。といっても私はハゲだと言っているわけではないが。それはともかく一読をお勧めする謎電の作者である。

で、ここ最近、千石で扱っているタクマンのREYと普通の金属皮膜抵抗との違いについて調べていたのだが、結果として手持ちの計測器で判断できるような違いはなかったものの、副産物として今更ながら「線材が持つ見えないインダクタンス」が与える影響について再認識させられたので後日記事を書こうかと思う。
posted by Masa at 11:05| Comment(0) | ブログ | 更新情報をチェックする
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