2007年01月18日

プア電源 (2)

ど。何やら突如として本ブログのPVカウンタが壊れた。本家を凌いで当社比2000%増である。かつて謎電の作者が体験したことのない未曽有の爆発だが、これはやねうらお様にナボナのお菓子をお贈りしなければならなくなるのではないかと謎電の作者はビビっている。で、昨日の続きだ。

dcdcfilter.JPGスイッチング電源は変換効率は良いもののスイッチングノイズが惨いという難点がある。多少のノイズならデジタル回路が相手ならその問題が深刻になることは少ない。しかしながらアナログ回路に対して供給する場合、そのパルス性ノイズは致命的になることが多い。

今回用いているMC34063は100[kHz]=10[μs]周期でスイッチング制御が行われ人間の可聴域を遥かに上回る周波数のように思えるが、これが可聴域まで降りてくる状況が起き得る。簡単に言えば他の高周波と合わせられることによって「うねり」が生じた時にそれは起きる。

例えば95[kHz]の波と100[kHz]の波を合成すると、その差分の5[kHz]の「うねり」が生じ、これが人間の耳には音として聴こえてしまう。そういうわけで、人の耳には聴こえるわけがないと思えそうな高い周波数のノイズであっても、可能な限り取り除く必要があるのだ。特にオーディオ用のアナログ回路に用いる電源として使う場合は、念入りに交流成分を取り除いてやる必要がある。

というわけで、結果を含めて今回作った電源の出力波形を下に示す。

dcdcnoise.PNG

それぞれ交流成分だけ±100mVのレンジで測ったものである。左は10μs/div、右は1μs/divでスキャンしている。また、青色で示されている波形はDC-DCコンバータの出力直後、赤色の波形は謎電の作者がサクっと(ありあわせの部品を集めて)作ったフィルタ回路(一番上の写真)を通した後のものだ。

dcdcps.JPG最終的には左写真のように、DC-DCコンバータからフィルタを通してノイズの少ないクリーンな電力供給が出来るようにした。勿論、最初の目標通り36Vの出力を達成(この写真を撮った時の入力電圧は約6V)。

なお、フィルタで使用した部品は、余った3300μF50V品2個+手元にあったフィルム0.1μF2個+適当なインダクタ3個でその容量は判らん(笑)のだが、アナログというものを全然理解していない謎電の作者だからこそ実現できた極めて高次元の低級DC電源と言える。というわけでこのプア電源を今後

謎的電源®

略して謎電と呼ぶことにする(←それが今回のオチか…、てかオチないねコレは)。

-- プア電源 完 --

posted by Masa at 04:41| Comment(1) | 自作 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"うねり"じゃなくて"うなり"では?
Posted by cwk at 2009年08月13日 10:27
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